国内留学者・研修者の声
『親身な対応で、居心地の良い研修でした』
曽我幸一 先生
近江八幡市立総合医療センター 消化器内科
研修期間:2018年10月〜12月
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当科を選んだ理由を教えてください。
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消化器領域で世界のトップランナーである入澤教授のもとで勉強したいと思ったことがきっかけです。当時、獨協医科大学に着任されたばかりの入澤教授にご無理申し上げ、研修の機会をいただきました。
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留学してみていかがでしたか。
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入澤先生のおっしゃる臨床・教育・研究の三本柱を肌で感じることができました。教育に関してはどこでも寺子屋のようなミニレクチャーが行われ、教育・指導を行うことの重要さを実感しました。スタッフの皆様、看護師さん、技師さんにも優しく接していただき、仕事中も、仕事が終わった後も、楽しい時間を過ごさせていただきました。 現在は滋賀県の地域基幹病院で勤務していますが、獨協で学んだことを実践できるように日々精進しています。あれから数年経ちましたが、獨協の皆様とは今も仲良くさせていただいています。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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新しい環境に不安の方も多いでしょうがご安心ください。研修内容に関しては、入澤先生、郷田先生、富永先生が、親身になって相談にのっていただけると思いますので、研修前に何が希望かを伝えるといいと思います。 内視鏡技術、消化器疾患の更なるレベルアップだけでなく、教育・指導、組織をどのように盛り上げるかというマネージメントも大事なことで、獨協医大ではたくさんのことを学ばせていただきました(もちろん当初の目標である胆膵疾患、門脈圧亢進症に関しても多くのことを研修しました)。 研修期間中、入澤先生に相談し、獨協医大埼玉医療センター(埼玉県)、昭和伊南総合病院(長野県)なども見学させていただきました。短期間にも関わらず快く受け入れていただきき、わずか3ヶ月だけでしたが、何年もいるかのような気持ちになれる居心地のよい研修でした。
『豊富な症例経験を積み、指導者としても成長』
瀧本洋一 先生
慶應義塾大学 内科学(消化器)
研修期間:2020年4月〜2021年3月
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当科を選んだ理由を教えてください。
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胆膵内視鏡のさらなるレベルアップを考えた時に、 ①良い指導者がいること ②豊富な症例を経験できること、 この二点を重視し、良い研修ができるところを探していました。入澤篤志先生は講演等でお話を聞いていた時から、専門的で高度な内容もわかりやすくお話されるイメージがありました。 直接入澤先生と親交がある方々のお話でも「入澤先生は教育者であり人格者である。入澤先生のもとで学べれば間違いなく大きな成長できる。」とみなさんが口を揃えておっしゃっていたのも大変印象的でした。 獨協医科大学で研鑽を積んでいる同世代の先生の話や実際の見学を通して、留学を希望しました。
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留学してみていかがでしたか。
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望んでいた以上に濃密な研修ができ、大きな成長が得られた一年でした。EUSに関してはスクリーニングからインターベンショナルEUSまで、ERCPに関しても良悪問わず豊富な症例を経験できました。高度な技術が必要な再建腸管症例も数多く経験できました。また、食道・胃静脈瘤に対するEUS精査やEUS下治療といった高度な治療を経験できたことは自分の内視鏡技術の底上げにもつながったと感じています。入澤先生が消化器内科1年目のスクリーニング目的の上部消化管内視鏡といった基本的なことから、EUS-BD、EUS下胃静脈瘤治療といった高度な治療まで、直接近くに立って指導されている姿はとても印象的でしたし、兄貴分である(と自分が勝手に考えている)星恒輝先生は懇切丁寧に教えてくださいました。また、胆膵の領域のみならず消化器内科全体に豊富な症例とそれぞれの道のエキスパートの先生方がいらっしゃったので、診療上の疑問点をすぐに相談することができたのもとてもありがたかったです。同世代の先生方には助けてもらいながら、いい刺激を受けることができました。同じ時期に入澤先生のもとで学んだ同志として一生ものの繋がりができたと感じています。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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経験できる手技や症例は豊富にあり、確かな指導のもとで確実にステップアップできます。消化器内科全体としては、出身や若手、ベテランの隔てなく非常に仲良くまとまりがあると思います。いろいろな背景の方が一緒に働いていますし、すぐに溶け込めると思います。入澤先生の直接の指導を得られたのは自分にとって一生の宝となりましたし、その指導方法は後輩を指導する上でのお手本として常に意識しています。これは獨協医科大学内科学(消化器)講座でなければ学べないものだと思います。
『若手医師への教育・バックアップ体制に感銘』
澁木太郎 先生
国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科
研修期間:2022年1月〜3月
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当科を選んだ理由を教えてください。
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胆膵内視鏡の可能性に興味があり、入澤先生のいらっしゃる獨協での治療戦略等を学びたかったためです。
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留学してみていかがでしたか。
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予定はもともと3カ月間でしたが、不運にもCOVID-19の影響で約1カ月間の短期留学となりました。胆膵内視鏡の手技に関しては若い先生が中心で手技をされていましたが、シニアの先生方の若い先生方への教育体制、バックアップ体制がしっかりされているなと感銘を受けました。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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何事も体験しないと得られないものが多くありますし、年齢を重ねていくと中々研修に行くことも難しくなっていくと思います。 特に若いうちは色々はことを学ぶために環境を変えることも必要かなと思います。 素敵な先生が沢山いらっしゃるので得られるものは多くあると思います。
『日々の業務が刺激的で新鮮です』
永橋尭之 先生
一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院 消化器内科
研修期間:2022年4月〜2023年3月(新内科専門医制度 連携施設研修)
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当科を選んだ理由を教えてください。
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入澤教授が私の所属施設に来院された際に、難渋していた胆膵疾患症例の治療方針を相談させていただく機会がありました。お話をお伺いする中で、前所属施設では経験できない疾患や治療法について興味を持ちました。私はこれまで消化管内視鏡を中心に研鑽を積んでいましたが、胆膵内視鏡や肝疾患について高いレベルの知識を得たいと思ったこと、消化管内視鏡診断・治療について他施設での経験がプラスになるだろうと考えたことが、獨協の消化器内科を選んだ決め手です。また、私は福島県出身であり、これまで経験したことのない場所での研修に興味があったことも選択理由のひとつです。
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留学してみていかがでしたか。
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獨協消化器内科の方針として、レジデントは一分野に拘らず、多くの分野で研鑽を積むことが求められます。これまで消化管内視鏡中心に研修してきた自分にとっては、胆膵疾患の基本的な治療方針や内視鏡診断・治療、肝血管造影検査や肝腫瘍の内科的治療、消化管治療グループの白熱したカンファレンス等、日々の業務がどれも刺激的で新鮮です。はじめは分からないことだらけでしたが、時には同級生や、後輩レジデント、研修医の先生にオーダーや検査室の場所等教えてもらいながら1年間の研修を無事修了することができました。スタッフの先生方も皆様教育的であり、日常診療での疑問を相談しやすい環境であることも良い点だと思います。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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私は獨協医科大学出身ではなく、初めての環境に身をおくことになり不安を感じていましたが、スタッフの先生方のご厚意、勤務体制管理によりストレスなく研鑽に励むことができました。「消化器内科志望だが専門分野は決めかねている」「専門分野は決まっているがそれ以外の分野もまんべんなく研修したい」「教育に重点が置かれており、勤務環境が良いところで研修をしたい」といった方に、獨協消化器内科での研修をおすすめします。
『自分の成長を日々実感』
野口聡明 先生
SUBARU健康保険組合太田記念病院 消化器内科
研修期間:2022年4月〜2023年3月(新内科専門医制度 連携施設研修)
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当科を選んだ理由を教えてください。
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太田記念病院で初期研修を行っていた際に、獨協の先生の下で働く機会がありました。私が指導を受けた先生はEGDやCS、ERCPなど幅広い分野の手技を体得しているだけでなく、とても教育的で、消化器分野に限らず輸液や病棟管理など多くのことを教えてくださいました。また、臨床だけでなく学会発表等学術的な活動も盛んに行っておりました。加えて、病院見学に伺った際も入澤教授自らEUSの指導を行っており、こうした先生方の下で働きたいと強く思い獨協医科大学での研修を決めました。
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留学してみていかがでしたか。
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研修してみて初めに感じたことは雰囲気の良さです。初めての環境で不慣れな私にも温かく接してくださり、ストレスなく研修に臨むことができました。また、教育の精神についても驚かされました。屋根瓦式に指導していく姿を間近で経験したことで、自分の中の意識が変わりました。学生や後輩に積極的に指導するようになり、自然と自己研鑽の時間も増えました。加えて、EUSやCS等の手技に関しても上級医の先生が見守ってくださり指導も丁寧なので安心して取り組むことができ、自分が日々成長していることを実感することが出来ました。教育・学術的活動・臨床と素晴らしい先生方と共に充実した研修を送ることが出来ました。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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私は獨協医科大学の出身ではありませんが雰囲気が良く、すぐに溶け込むことが出来ました。また、症例や手技も豊富で多くのことを経験できると思います。加えて、J-OSLERや学会発表等の学術的な活動など多くの学びがあります! 留学・研修など迷っている方がいれば、一度見学に来られることをお勧めします! 実際に来ていただければ上記内容を感じることができると思います!
『臨床で得た疑問・興味を深堀りできる』
坂本智哉 先生
済生会宇都宮病院 消化器内科
研修期間:2023年4月〜2024年3月(新内科専門医制度 連携施設研修)
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当科を選んだ理由を教えてください。
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専攻医1、2年目に同県内の済生会宇都宮病院で勤務していた際に、施設内での治療に難渋した慢性膵炎や治療困難な食道静脈瘤等の症例などで獨協医大にお世話になることがありました。そのような中で獨協医大の消化器内科では、診断から治療に至るまでどのように考え治療を選択しているのか、実際にどのように治療しているのかを学ばせていただきたいと思うようになりました。見学に伺った際に、良い雰囲気の中活発な議論があり、ここで学ぶことで自分が大きく成長できると感じたことが決め手でした。
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留学してみていかがでしたか。
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1つの高度なレベルの専門性を持つと同時に、専門に偏りすぎることなく他分野にも広く知見を得ることも推奨され、低年次の間は各分野で勉強する機会をいただけました。また、興味を持ったことに対して後押しする土壌があり、臨床だけ、内視鏡だけでない消化器内科医としての総合力を高めることができる環境でした。 症例に関しても、良い意味で高次な医療が提供できる大学病院でもありながら市中病院のような様相もあり、希少な症例からコモンな症例まで多数経験することができました。また学内出身の先生が多い環境でしたが、最初の印象と変わらず雰囲気がよく、学外出身であっても全く気になることなく勤務することができました。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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高度なレベルで症例を経験することができることに加え、自分の興味があることに関してサポートしていただける環境があり、臨床の中で得た疑問、興味に対して更に突き詰めていくことができました。 指導的な先生方の下確実に成長できる、とても有意義な研修を送れると思います。