『豊富な症例経験を積み、指導者としても成長』
『豊富な症例経験を積み、指導者としても成長』

瀧本洋一 先生
慶應義塾大学 内科学(消化器)
研修期間:2020年4月〜2021年3月
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当科を選んだ理由を教えてください。
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胆膵内視鏡のさらなるレベルアップを考えた時に、 ①良い指導者がいること ②豊富な症例を経験できること、 この二点を重視し、良い研修ができるところを探していました。入澤篤志先生は講演等でお話を聞いていた時から、専門的で高度な内容もわかりやすくお話されるイメージがありました。 直接入澤先生と親交がある方々のお話でも「入澤先生は教育者であり人格者である。入澤先生のもとで学べれば間違いなく大きな成長できる。」とみなさんが口を揃えておっしゃっていたのも大変印象的でした。 獨協医科大学で研鑽を積んでいる同世代の先生の話や実際の見学を通して、留学を希望しました。
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留学してみていかがでしたか。
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望んでいた以上に濃密な研修ができ、大きな成長が得られた一年でした。EUSに関してはスクリーニングからインターベンショナルEUSまで、ERCPに関しても良悪問わず豊富な症例を経験できました。高度な技術が必要な再建腸管症例も数多く経験できました。また、食道・胃静脈瘤に対するEUS精査やEUS下治療といった高度な治療を経験できたことは自分の内視鏡技術の底上げにもつながったと感じています。入澤先生が消化器内科1年目のスクリーニング目的の上部消化管内視鏡といった基本的なことから、EUS-BD、EUS下胃静脈瘤治療といった高度な治療まで、直接近くに立って指導されている姿はとても印象的でしたし、兄貴分である(と自分が勝手に考えている)星恒輝先生は懇切丁寧に教えてくださいました。また、胆膵の領域のみならず消化器内科全体に豊富な症例とそれぞれの道のエキスパートの先生方がいらっしゃったので、診療上の疑問点をすぐに相談することができたのもとてもありがたかったです。同世代の先生方には助けてもらいながら、いい刺激を受けることができました。同じ時期に入澤先生のもとで学んだ同志として一生ものの繋がりができたと感じています。
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当科への留学を検討している方へのアドバイスを。
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経験できる手技や症例は豊富にあり、確かな指導のもとで確実にステップアップできます。消化器内科全体としては、出身や若手、ベテランの隔てなく非常に仲良くまとまりがあると思います。いろいろな背景の方が一緒に働いていますし、すぐに溶け込めると思います。入澤先生の直接の指導を得られたのは自分にとって一生の宝となりましたし、その指導方法は後輩を指導する上でのお手本として常に意識しています。これは獨協医科大学内科学(消化器)講座でなければ学べないものだと思います。
